クロネコちゃんのおうち
前回の和室・キッチンの工事に続き、今回は洗面・浴室のリフォーム工事をご紹介します。
いつも何不自由なく使っている水回り。
リフォームをするとなると、使えなくなる期間があります。
お客様が仮住まいをされる時は、一気に解体して新しく設備を据え付けるのですが、
住みながらのリフォームの場合は、何処か使える場所を残して順番に入れ替えていきます。
今回は、キッチンを先に入れ替えました。
その間、洗面室、お風呂は使えます。
そして新しいキッチンを使える状態にして、洗面室と浴室を解体しました。
キッチンが使えない期間が10日、
お風呂が使えない期間が7日。
ユニットバスが据付けられないと洗面室の壁の工事などができないので、
洗面室が使えるようになるまでは、お風呂が使えるようになってから
更に6日かかりました。
その6日間も、お風呂には入れますが洗面室は完成していません。
こちらには猫ちゃんがいますので、
隙間から床下などに入っていかないような養生も必要です。
(実際、リビングの工事の時に入ってしまったそうです。)
状況により工程は変わりますが、辛い期間です。
だからこそ、作り手側と住まい手側とのコミュニケーションが大切です。
快適で素敵な住まいを作るという目標を共有しないと、
乗り越えるのが不安になります。
リフォーム・リノベーションはとにかく片付けです。
お客様は片付けでクタクタになられます。
もう、本当に申し訳ないと思うのですが、
工事を始める前までに、頑張って頂きました。
今回は外部に水道と排水先がありましたので、洗濯機はそこに繋いで使って頂きました。
施工前、施工後の写真では見えない部分が一番大変です。
ただ、工事が終わると、皆様、本当に喜ばれますし、
こちらもとても嬉しく思います。
築35年の家です。
設備も古く、お風呂の入り口には段差があり、
洗面室の収納も少ないので、工夫して使われていました。
浴室の段差は解消しました。
給湯器も追炊き機能があるタイプに入れ替えられました。
お風呂も快適に使って頂けると思います。
洗面台は幅を750と少しコンパクトなサイズを選び、隣に幅300のサイドチェストを設けられました。
洗面室のサイズによっては、900サイズの洗面台よりも、収納が確保できるかと思います。
床材・クロスはトイレと同じものをセレクト。
濃い目のグレージュ系のクロスと、ブラック系のクロスを壁の4面に交互に貼りました。
洗面台とユニットバスは白を基調とし、アクセントで黒を入れています。
取手や棚、窓枠の黒が絶妙なバランスとなり、個性的で、清潔感のある空間になりました。