クロネコちゃんのおうち
外部のリフォーム工事と言えば外壁や屋根の塗装工事がメインではないでしょうか。
外壁や屋根の塗装では足場を掛けますので、
傷んだ部分の補修工事なども合わせて行います。
先日のお家は比較的外壁や雨樋は綺麗でしたので破風板等を少し補修しただけでした。
外壁塗装工事の流れ
外部補修工事(破風板などの劣化部分補修)⇒高圧洗浄⇒塗装⇒玄関ドア交換
このような流れで、天候や規模にもよりますが約4週間かけて工事が行われていきます。
足場が組まれると現状を確認して実際に補修作業を行います。
また、玄関ドアの前の板塀も塗装の前に造作します。
板を斜めに取り付ける事で圧迫感を和らげ、程よい透け感が出ました。
その後は高圧洗浄です。屋根・外壁は勿論のこと、駐車場スペースなども洗浄します。
外観をシックな雰囲気に
外壁の塗装は、元の色と同じ色で塗装する場合もありますが、気分を変えて全く違う色で塗る事も出来ます。
今回は全体のイメージを現状よりもシックにすることにし、色を濃い目の色で塗装する事にしました。
先ずはざっくりと外壁の色のイメージをグレーと決めました。
そして玄関ドアの色を決め、そのドアの色と合わせて再度グレーをどの色にするか、色見本帳をもとに決めていきました。
木部は既存の幕板なども含め黒に決めました。
玄関ドアの奥まった部分だけはトーンをもう少し押さえたいとのご要望でしたので、玄関周りの外壁だけは色を変え、玄関ドアと近似色にしました。
素材が違うので、同色とまではいきませんが、塗装屋さんの努力で良い仕上がりになりました。
玄関ドアのガラスは無くす
以前の玄関ドアはガラスの面積が大きかったので以下の2つの悩みがありました。
①玄関が通りに面しているので開けると中が見えやすい
②ドアのガラスに人影が映ると少し怖い
確かに一人で家にいる時に人が訪ねてきたら少し怖いような気がします。
玄関ホールには大きな窓があるので、ドアにガラスが無くても光や風は確保できそうです。
そこで、今回はガラス無しタイプの玄関ドアを採用しました。
玄関収納は新設?そのまま?
今回、全体的な見積を出した時点で予算がオーバーしていました。
そこで一つ一つ工事内容を見直していきました。
その時に、玄関収納は交換するより塗装した方がコストがかからないという事で既存収納を黒く塗装するだけにしました。
収納量が心配でしたが、そこは努力される事になりました。
玄関ドアの交換は一日で完了
玄関ドアの交換は、カバー工法を採用しています。
1日で工事が完了するので、当日中に施錠ができる安心のリフォーム工事方法です。
既存のドア枠以外を撤去し、内側に新しい枠を取付、そこに玄関ドアを取り付けます。
そして、既存の枠と新しい枠を一緒にカバーで覆い完成です。
築年数が長くなると、どうしても建物に多少の傾きがあり、敷居の高さが右と左で違う事もあります。
その様な場合、新しい敷居で高さや傾きを調整し、スキマはコーキングで仕上げます。
ドア本体は出来るだけ水平でないと支障が出ますので、多少右と左で敷居の高さが違いますが、仕上がりで不自然を感じなければOKだと思います。
色決めは悩ましい
外壁の塗装もこだわると選択肢があり、色決めもなかなか悩ましく感じます。
外壁、屋根、破風板、軒天、雨樋、玄関ドア、木部など、色を決める箇所がたくさんあるからです。
既成の商品は色が限られていますので、既成の色に合わせて、色の自由度が高い塗料で全体のバランスを取っていきます。
黒、グレーと言ってもバリエーションが豊富です。屋外と室内、晴天と雨天で見え方も変わります。
色を決める時、サンプルが取れるものはサンプルを取り、サンプル同士を見比べながらオーナー様と検討を重ねます。
こちらのお家も、決めるのがとても悩ましく、オーナー様はサンプルを何度も確認しながら決定していきました。
その分、納得のいくシックな仕上がりとなりました。