“おしゃれにしたい”と思っていたけれど、違う答えがありました。
洗面室のリフォームのご相談をいただきました。
長く通っている習い事でご一緒している方で、
現在はご夫婦お二人でマンションにお住まいです。
10年ほど前にフルリノベーションをされていましたが、
洗面台だけはそのままだったそうです。
「こんな感じで・・」
と、見せていただいたのは、
シンプルでおしゃれな造作洗面台のイメージ。
すでに他社で見積もりも取られていましたが、
やり取りや内容に少し不安を感じられ、
「一度、他の意見も聞いてみたい」とお声がけいただきました。
現地を確認し、2つのプランをご提案しました。
・造作でつくる洗面台
・既製品で配管が見えるタイプの洗面台
その中で印象的だったのが、奥様の言葉です。
「以前、水漏れが何度かあって…気づきやすい方が安心なんです」
最初に見せていただいたイメージから、
「造作でおしゃれにしたい」というご希望だと思っていました。
でも実際に大切にされていたのは、
安心して使えることでした。
結果として、既製品の洗面台を選ばれました。
洗面台の壁一面には大きなミラーがあり、
当初は外したいというご希望もありました。
ただ、撤去には補修や新たな仕上げに加え、
取り外しや処分の費用もかかるため、
そのまま活かすご提案をしました。
リフォームでは、
どこを変えて、どこを残すかで、
仕上がりも費用も大きく変わります。

工事は4日で完了しました。
全体的にグレー系に整え、
照明はステンドグラスに。
また、天井の照明はカバーを外し、クロスで巻き込みました。
蛍光灯を間接照明用のLEDに変えたことで、
光源が直接見えにくくなり、眩しさがやわらぎました。
既存の収納は扉を外し、シンプルな棚へ。
細かな部分を整えることで、空間全体がすっきりとしました。




今回の照明は、いつもお願いしているステンドグラス工房をご紹介したところ、
奥様ご自身で足を運ばれ、実際に選んで来られたものです。
ご家族で行かれたそうで、
「とても素敵な場所で、行けて良かったです」
と嬉しそうにお話ししてくださいました。
「教えてもらわなければ行くことはなかったと思います」ともおっしゃっていて、
リフォームをきっかけに、新しい楽しみが広がっていく様子が印象的でした。
工事中は、職人さんとお話しされている時間もあり、
その様子がとても楽しそうで印象的でした。
普段なかなか接することのない職人さんとの会話が新鮮だったのか、
もともとのお人柄もあって、自然と会話が弾んでいたように感じました。
マンションの工事では、事前の準備も大切です。
今回は奥様と一緒に管理人さんへご挨拶に伺い、
工事のルールを確認していたこともあり、
とてもスムーズに進めることができました。
工事後、奥様が
「一か所きれいになると、他も気になってきますね」
と、笑いながら話してくださいました。
リフォームは、
「こうしたい」と思って始まることが多いですが、
お話を重ねていく中で、
本当に大切にしたいことが見えてくることがあります。
小さな工事でも、
暮らしにとっては大きな変化になります。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。