2024-2025 木造住宅の記録3
実際に会ってお話しする。
新築にしてもリフォームにしても、とても大切な事だと思う。
気持ちをどれだけ伝えられるかで、結果が違うと思うから。
今回は建替えでしたので、
工事期間中は仮住まいをして頂きました。
引っ越しが2回です。
本当に大変だったと思います。
ただ、家の中の物の量を把握されたようで、
新しいお家での物の位置を事前に詳しく確認されていました。
打合せは2~3週間に1回のペースです。
基本設計に4か月、実施設計に2ヶ月程かかりました。
施工会社はお客様とは馴染みのあるところでした。
私はいつも、業者さんとの打ち合わせは直接しています。
今回も施工会社同席のもと、直接業者打合せをして頂きました。
顔を見て話すと表情の機微がわかるので、
説明がしやすく、要望が通りやすいです。
また、出来ない時も代替案の打合せがスムーズです。
それぞれの過程で必要な打合せが進み、
着工から5か月ほどで家は完成しました。


玄関ホールからリビング側のドアを開けると、
リペアされた本棚のあるライブラリーコーナーに出ます。
そして、そこからリビング~ダイニング~キッチンが緩やかに繋がっています。
キッチンの窓からは、
よく手入れされたお庭が眺められます。


キッチンからパントリーを通り抜けると、
ライブラリーコーナーへと帰っていきます。
家事室はキッチンとも隣接していて、勝手口が付いています。
家事室でごみを分別し、そのまま勝手口から捨てに行けます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
昨今は、オンラインで打合せをする事もありますが、
モニター越しだと、やはり親近感が沸きにくいと思います。
親近感が沸くと、本音も話しやすいと思うのです。
それは、お客様サイドもそうだと思うのですが、
作り手のこちらサイドもそうなのです。
お互いが信頼しながら打合せが出来ると、
色々な意味で進行がスムーズです。
リビングやダイニングなどの寛ぐ場所と
寝室などのプライベートな場所、
水回りや家事室、収納等の生活をする上で必要な場所。
そして、外部とのつながりや切り取り。
それぞれの、程よいボリュームと繋がりを見つけなければいけません。
そのためには、ご家族の生活パターンをお聞きする必要があります。
また、建物の広さには、敷地条件やコストなどが絡んできます。
家づくりの打合せって、本当に「根掘り葉掘り」です。
相性が良い相手だと、少しは話しやすいですよね。