2025年 木造住宅のリフォーム②
リフォームの進め方2025年 木造住宅のリフォーム②

2025年 木造住宅のリフォーム②

ご家族が考える時間を大切に

このリノベーションで大切にしたのは、図面を描くことよりも先に、

ご家族が住まいについて考える時間をつくることでした。

リフォームは、間取りや設備を決めるだけではありません。

「これからどんな暮らしをしたいのか」

を整理する時間でもあると思っています。

最初にお願いしたこと

県外にお住まいだったため、

打ち合わせはメールも活用しながら進めました。

最初にお願いしたのは、

「リフォームのご要望を、箇条書きで構いませんので書き出してください。辻褄が合わなくても大丈夫です。」

ということでした。

後日、ご夫婦で話し合われた内容がメールで届きました。

家族で住まいについて話す機会は意外と少ないものです。

実際に話してみると、
「そんなことを考えていたんだ。」
「そこは大事にしたいと思っていたんだね。」
「私はそこまで気にしていなかった。」

そんな新しい発見があったと話されることもあります。

結論を出す必要はありません。

「ここは意見が一致している。」

「ここは少し考え方が違う。」

など、その現在地が分かるだけでも、

その後の打ち合わせは進めやすくなります。

現地調査で確認したこと

現地調査では、大工さんと一緒にご実家へ伺い、お母さまにもご挨拶しました。

風の抜け方や光の入り方、

ご家族が普段どこで過ごしているのか、

収納の使い方や暮らしの様子など、

現地でしかわからない事もあります。

今回は新築当時の図面も残されていたため、

現地で確認した内容と照らし合わせながら、

構造を把握してプランを検討することができました。

「このご家族にとって、心地よい暮らしとはどんなものだろう。」

そんなことを想像しながら、プランを考えます。

2つのプランを提案した理由

今回は、考え方の違う2つのプランをご提案しました。

どちらかを選んでいただくためではなく、

間取りによって暮らし方がどう変わるのかをイメージしていただくためです。

事前に図面をメールでお送りすると、ご夫婦で見比べながら、

「ここはA案がいいね。」

「この部分はB案の方が合っているね。」

と話し合ってくださっていました。

そのおかげで、打ち合わせでは、

ご家族の思いを確認しながらスムーズにプランをまとめることができました。

考える時間も、リフォームの一部です

見積書も、お打ち合わせの前に郵送しました。

ご自宅でゆっくり確認していただくことで、

気になることやご質問を整理した状態で打ち合わせに臨んでいただけます。

リフォームは、

その場で答えを出すものではありません。

ご家族で話し合い、考える時間を重ねながら、一つずつ形にしていくものだと思っています。

その積み重ねが、「これで良かった」と思えるリフォームにつながるのではないでしょうか。